実は、リノベーションとリフォームについては明確な定義はされておりません。
今のところ、リフォーム会社やリノベーション会社が、個々の解釈で区分しているのが現状です。どちらの言葉で表現しても決して間違いであるわけではないのですが、お住まいに手を加える際の目的や意図で使い分けられていることが多いです。
一般的には次のように定義・分類されております。
リフォーム：原状回復のための修繕営繕不具合箇所への部分的な対処
リノベーション：機能、価値の再生のための改修その家での暮らし全体に対処した、包括的な改修
出典URL：https://www.renovation.or.jp/
本コラムでは、さくらリノベの考えるリノベーションの定義について説明していきたいと思います。
①耐震性能を向上させるリノベーション
②断熱性能を向上させるリノベーション
③収納性能を向上させるリノベーション
④建て替えの２／３の価格で新築のようによみがえる
これら４つの価値を提供し、お客様に末永く快適に安心して住み継げる住まいにリフォームすることを、リノベーションと定義しております。
１つ目から順を追って解説していきます。
①耐震性能向上
リフォームでは、耐震性能を上部構造評点という基準で表すことができます。
上部構造評点は、建築金物や壁の枚数、家の重心と剛心のバランスなどによって計算されます。
耐震性能をアップする際は、ただ補強すればよいというわけではなく、しっかりとした構造計算のもとに家のバランスを考えて補強をすることがとても重要になります。これらの構造計算なしに補強をするとかえって家のバランスが悪くなってしまい、補強をする前よりも耐震性能を悪くしてしまう可能性もありますので、リフォーム、リノベーションを検討される際の会社選びの基準として、耐震診断報告書を出してもらえる会社でリノベーションをすることをおすすめします。
さくらリノベでは、耐震診断を行い、個々に作成した補強計画をもとに耐震補強をすることをリノベーションと定義しております。
②断熱性能向上
リフォームでは、断熱性能を測る際に外皮計算という計算をします。
Ua値やQ値、C値などといった数値で表すこともできますが、本コラムでは光熱費という観点からお話ををさせていただきます。
実は築35年を超える建物のほとんどが断熱材が入っていないといわれております。そして、人が快適に過ごせる温度は21度と言われております。この快適な温度を保とうと思うと、無断熱のお家で年間で30万円近くの光熱費が必要という数値が一般的に出る数値になります。それに比較し、低燃費住宅では5万円ほどで済むとの検証結果もあります。最近では電気代やガス代が上がり続けておりますので、断熱工事をしている家とそうでない家の光熱費の差額はより大きくなっていくことが予想されます。
お家を快適な温度に保つためには、Ua値などといった計算に応じて断熱工事を行う必要があり、部分的な断熱では、あまり効果が得られない場合もありますので注意する必要があります。
さくらリノベでは、断熱に関しても計算に基づいた工事を行い、お客様が快適に過ごせる家にすることをリノベーションと定義しております。
③収納性能向上
収納は一般的に家の20％の面積が理想だといわれています。
昔の家だとクローゼットがない場合が多く、多くの家が収納＝押入れや納戸という状態かと思います。このようなお家の場合、収納が足りないため、婚礼ダンスや洋服ダンス、キャビネットなどを家具屋さんで購入して設置しているご家庭が多いです。一般的にリフォームの場合は、間取りをそこまで変えないため家具を新たに買う必要がありますが、リノベーションでは間取りを大幅に変えることができますので収納性能をアップをさせることを意識してプランを練っていくことをおススめいたします。
近年流行りのファミリークローゼットはたくさんの収納が可能です。家事導線の中心に作ることで、リビングをすっきりとさせながら、家事ラク効果も得ることができます。
さくらリノベでは、現状の間取りを見直し、家具に頼らなくても快適に過ごしていただけるものをリノベーションと定義しております。
④建て替えの２／３の価格で新築のようによみがえる
さくらリノベでは、お家を建て替えるか、それともリノベーションするかで迷っているというお客様のご相談を大変多くいただいております。そこで弊社では、上記内容をリノベーションと定義し、建て替えと比較した際に２/3の価格でリノベーションを行うなど、お客様にお求めやすいお値段で、性能もデザインも新築以上によみがえるサービスを提供しております。
本コラムを見て少しでもさくらリノベが気になる！となっていただけたお客様はぜひお気軽にお近くの店舗またはモデルハウスまでご相談ください。
皆様のお越しをスタッフ一同お待ちしております。
